ラジオ波

温熱を自在に操り、血流増加・新陳代謝促進・疼痛抑制
筋・関節の柔軟性・可動域改善を行う。
運動療法と組み合わせ、疲労を取り除きベストな状態でパフォーマンス向上に繋げる

原理

身体の中には、プラスの電荷をもつ陽イオンと、自由に動き回ることができるマイナスの電荷をもつ陰イオンが存在しています。電極とアースで身体をはさみこむと、電場ができるので、マイナスの電荷をもつ陰イオンは電場から力を受けて、陽イオンの方向へ向かって移動し陽イオンに衝突 …衝突と加速を繰り返しながら移動していきます。

1秒あたりに数十万回変化させて体内の分子を振動、分子同士の摩擦熱(ジュール熱)を発生させることで身体を温めます。
体外から熱を与えるのではなく、体内で熱を発生させる深部加温が可能です。


①手技を活かす徒手療法の融合

ラジオ波はそのジュール熱を身体に注入することで、表層から関節包や靭帯・腱・筋膜などの深部の膠原線維に効果的に温熱を加えられるため、温熱が実感しやすく、効果が分かりやすいことが特徴です。特に疼痛抑制、筋・関節の柔軟性・可動域改善において効果が高いため、結果的に治療時間の短縮にも繋がります。

また、「徒手療法と温熱物理療法の融合」として、セラピストの手を通して通電可能なヒートハンドは、疼痛や患部の触察、徒手療法と同時にラジオ波温熱が照射できるため、リハビリテーション領域において高い注目を集めています。


②温熱ポイントを自在に操り運動療法を高める

ラジオスティム が他の温熱機器と最も違う点はその心地良い温熱感と、RET プローブを使った際、温熱がアースに挟まれた抵抗の高い箇所に集まるという原理にあります。

抵抗の高いところに自然と熱エネルギーが加わるため、関節モビライゼーションやストレッチを同時に行うことができ、筋・腱・関節包の広範囲に渡って素早く軟部組織の粘弾性が亢進します。これにより関節可動域が拡大、疼痛や筋スパズムの軽減、血流増加、新陳代謝促進が期待できます。

筋や腱を伸張・収縮させることで選択的加温を可能にすることが可能です。


③非熱モードで急性期からの修復促進

間欠的にラジオ波を注入することで、体を温めることなく治療することも可能です。
細胞レベルでのマイクロマッサージが身体の中で行われている為、
炎症の鎮静化・損傷組織の修復・腫脹・浮腫の軽減・骨癒合の促進にも期待が出来ます。


高い疼痛緩和効果と温熱持続性の実証

15分の施術で、温熱の届く深さは5~10cm、体内温度を3~5℃高めます。
施術後も体内温度はすぐに下がることがなく、3~4時間維持される特長を持っています。

※腰痛を含めた様々な疾患に苦しんでいる方々の81%に対して痛みの軽減に高い効果が認められています。


※ 37名の腰痛患者、1日1回、20分、合計10回治療

※ 引用文献: 腰痛に対する静電容量の電気転送温熱療法の臨床効果
Clinical Effect of Capacitive Electric Transfer Hyperthermia Therapy for Lumbago
Kuniyasu Takahashi 1), Tetsuo Suyama 1), Makiko Onodera 1), Shigeru Hirabayashi 2), Nobuyuki Tsuzuki 2), Li Zhong-Shi 2) 1) Department of Rehabilitation, Saitama Medical Center, Saitama Medical School, Kamoda-Tsujidoumachi 1981, Kawagoe City, Saitama 350-8550, Japan 2) Department of Orthopaedic Surgery, Saitama Medical Center, Saitama Medical School  J.Phys.Ther.Sci.11:45-51,1999 © The Society of Physical Therapy Science

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